« フライト遅延 疲労困憊 | トップページ

2008/11/23

メキシコ政府 麻薬取締りの総本山の長が逮捕

メキシコ政府で対麻薬犯罪取締りの中心であるSubprocuraduría de Investigación Especializada en Delincuencia Organizada (SIEDO:組織犯罪対策特捜検事部とでも訳せばいいか)の長であったNoé Ramírez Mandujanoが、去る11月20日に逮捕された(http://news.bbc.co.uk/2/hi/americas/7742409.stm)(http://www.eluniversal.com.mx/notas/557103.html

Mandujano容疑者は2006年から、十分な成果を挙げられなかった責任を取って今年7月31日に事実上更迭されるまで、同検事部を指揮していた。8月には同検事部に麻薬組織によって買収された高官がいることが認められ、10月の末にはMandujano容疑者が捜査の対象となっていることがメキシコ国内紙に報じられており、今回同容疑者が自白したということのようだ(http://www.eluniversal.com.mx/notas/557187.html

捜査情報と引き換えに、組織から45万ドル(4300万円以上)の賄賂と月々の見返りをもらっていたらしい。

ちなみに、先週の日曜日には、国際刑事警察機構のメキシコ代表部の長も同様の容疑で逮捕されている。(http://www.eluniversal.com.mx/notas/556464.html)(http://www.eluniversal.com.mx/notas/556566.html

冒頭に引いたBBCの記事で、メキシコ大統領は今回の逮捕について、メキシコが対麻薬組織のみならず汚職にに対しても徹底した取締りを行っていることを自賛し、対メキシコ米大使も、メキシコ連邦政府の「真剣な取組み」を称賛している。(http://www.eluniversal.com.mx/notas/557331.html

とはいえ、メキシコ国内で今年だけで4千人以上が麻薬犯罪との関連で命を失い、かつての独裁政権に代わって麻薬組織がアメリカ大陸において人権に対する脅威であるとして米州機構の会合で糾弾されている(http://www.eluniversal.com.mx/notas/556613.html)。

麻薬犯罪がはびこるそもそもの原因は米国による大量のドラッグ消費にある点は、駐メキシコ米国大使も認めている通りだけれど(http://www.eluniversal.com.mx/notas/556620.html)、今回のような取締り側の汚職もある種おなじみの光景で、なかなか麻薬商売がなくならない原因ではあると思う。

|

« フライト遅延 疲労困憊 | トップページ

メキシコ」カテゴリの記事

犯罪組織」カテゴリの記事

麻薬取引」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/526820/43206733

この記事へのトラックバック一覧です: メキシコ政府 麻薬取締りの総本山の長が逮捕:

« フライト遅延 疲労困憊 | トップページ